おはようございます。理加です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
庭のツツジがもう咲きはじめています。
今年は咲くのが早いですね、といってももうすぐ5月です。
そういえば、ツツジって漢字が激ムズですね。。
躑躅と書くようです。。
それでは、今日も古語、いきます!
など
(疑問、反語表現を作って)どうして。なぜ。
今日は、副詞「など」のご紹介です。
これは、なぜ?という意味を表す語ですが、代名詞「なに」+格助詞「と」の変化したものか?と考えられているようです。
「など」系の語は他にもたくさんあり、副詞「などて」、連語の「などか」、「などかは」、反語的な表現で使われる「などてか」、「などかなからむ」等、多くのバリエーションがありますが、概ね、なぜ、どうして(~か)という意味のようです。
実は「などかは」「などて」等の語は、賛美歌の一節にもあったりします。例えば、「信仰こそ」という賛美歌の3番の歌詞は以下のようになっています。
主イエスの御跡みあとを たどり行けば
険しき山路やまじも 安けき道
いかで迷うべき などて疲(つか)るべき
真直(ますぐ)に御神へ 近づき行かん
「などて疲るべき」とあります。
などて(どうして、なぜ)+疲る(※疲れるを意味する古語)+べき(助動詞べし、の連体形)
で、どうして疲れることができようか、と反語的に使われているとおもわれます。(おそらく)
助動詞べし、についてはまたの機会に。。。
それでは、良い一週間をお過ごし下さいね。
めでたしめでたし。