ときいろ日記

日本に生きる私の雑記

「ききめづ」

おはようございます。理加です。

本日も底冷えの朝を迎えました。

皆さんの地域はいかがでしょうか。

三連休の中日です。今日は天気が急変するおそれがあるようですね。

 

さてさて、今日も古語、いきます!

 

ききめづ(聞き愛づ)

(噂や評判を)聞いて心引かれる。聞いて感心する。

 

こんな表現があったのですね。今でもこういう心理になることがありますよね。有名人の偉業や評判の飲食店や腕の良いお医者さん等。。。メディアや口コミなどで、音に聞く達人はいつの世にも現れるようです。

ちなみに、聞くという古語には幅広い意味があり、

音を耳にする、聞いて判断するとか、承諾する、尋ねる、の他に、味や香りを試し吟味するとか、評価する、という意味があったようです。

これで思い出すのが、学生時代にちょっとだけかじった香道のことです。

香道では、香を聞く(聞香:もんこう)という表現があり、ただ鼻から嗅ぐのでなくて、感覚を研ぎ澄まして、心で香を味わうというような、意味合い?というのでしようか、うまく説明することが難しいですが。

香道では、主に沈水香木というのを切った小さな木片をこう、小さい火鉢のようなところ(香炉)で炭をおこした上に雲母の板(銀葉)をのせたところにちょんと香木を置いてですね、それをまわして香りを聞くというようなことをするわけなんですが。

香道では色々なテーマで香を焚き、会の中で香りを聞き分けて当てたりするゲームのようなこと(組香)もあったのですが全然当たらなかった(笑)記憶があります。聞き分けられない私です。。

まあいい思い出です。。当てる当たらないの世界じゃないのでね。。。

 

 

 

今日も良い一日をお過ごし下さいね。

 

めでたしめでたし。