ときいろ日記

日本に生きる私の雑記

「のる」

おはようございます。理加です。

こちらは冷たいみぞれまじりの雨が降っています。

恵みの雨ですね。最近雨が少なかったので。。

雪になる地域もあるようです。

今日も温かくしてお過ごし下さい。

 

さて、今日も古語、いきます!

 

のる(告る・宣る)

言う。告げる。宣言する。

 

話すを表す古語には、いふ(言ふ)、かたる(語る)、そして今日挙げた、のる(告る・宣る)があるようです。

のる、という言葉自体、現在ではほぼ使われなくなっていますが、のる、から派生した言葉は今でもあります。

例えば、いのる(祈る)は、い(斎)+のる、という言葉です。い(斎)とは神聖なものである意味を表す接頭語で、それに、のる、がくっついた形です。

また、なのる(名乗る)は本来、名告ると書くそうで、現在も残っている、のる系の言葉です。

その他、のるを語源とする言葉としては、

のろふ(呪ふ)、のりと(祝詞)、みことのり(詔)などがあります。

のる、は意味合い的に、特別な発言、神霊的なことに関連する発言をあらわしている言葉のようで、ただ話す発言ではないようです。

 

ちなみに、はなす(話す)は中古末期ごろから出てきた言葉のようです。

 

こうして言葉を見ていくと面白いですね。

今日もお読みいただきありがとうございました。

良い一日をお過ごし下さいね。

 

めでたしめでたし。