おはようございます。理加です。
寒い寒い朝、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
大雪の地域の皆さん、くれぐれも安全にお気をつけて無理せずお過ごし下さい。
今日は、せっかく雪なので雪にちなむ言葉を。。
では古語、いきます!
「ゆきま(雪間)」
積雪の消えたところ。
雪の晴れ間。降り止んでいる間。
さて、この言葉を聞くと思い起こすのがこの歌です。
花をのみ 待つらむ人に
山里の 雪間の草の 春を見せばや (藤原家隆)
花咲くのばかり待ってる人に山里の雪の間からすでに芽吹く春を見せたいなあ、
というような?歌ですが、なぜこの歌が思い起こされたかというと、千利休が、この歌を自身の、いわゆる「わび茶亅の理想としていたらしいからです。
以前「花によせて」と題した日記で芭蕉のことを書きましたが、この利休の心は芭蕉の考え方と非常に近いと個人的に思います。
春、外の世界で咲く花というのも、もちろん美しくてきれいです、でも、本当の花は内にあって、心に、花があるなら、すべてのものに内在する美を見ることができるのかもしれない。
今はとても寒いですが、見る目があれば、今すでにある春の兆しを見つけられるはず。それを見つけることができるのは、私たちのうちにある、心の目で、それを養わないといけないなと、自分自身思います。
良い一日を。
めでたしめでたし。